文京さくらまつりは、東京都文京区の春を彩る伝統的な桜祭りで、文京花の五大まつりの一つとして知られています。毎年、約120本の桜が咲き誇る播磨坂さくら並木を舞台に、多くの来場者が訪れます。
この記事では、文京さくらまつりの歴史、2025年の日程、見どころ、アクセス情報などを詳しく解説します。
文京さくらまつりの歴史

文京さくらまつりは、昭和46年(1971年)から始まりました。江戸時代、この地域は松平播磨守の上屋敷があり、周辺の低地には「播磨田んぼ」が広がっていたことから、「播磨坂」と呼ばれるようになりました。
戦後、戦災復興事業の一環として都市計画道路環状三号線の一部として整備され、昭和35年(1960年)には「全区を花でうずめる運動」により桜の若木が植えられ、現在のさくら並木が形成されました。以来、地域の人々に愛される桜の名所として親しまれています。
文京さくらまつり2025の開催日程
第53回文京さくらまつりは、2025年3月22日(土)から4月6日(日)まで開催される予定です。
期間中、播磨坂さくら並木では、昼夜を問わず美しい桜を楽しむことができます。
文京さくらまつり2025の見どころ
昼の桜
播磨坂さくら並木には、ソメイヨシノを中心に約120本の桜が植えられており、淡い黄緑色の八重咲きである鬱金(うこん)桜など、珍しい品種も楽しめます。
期間中の土日には、車道が歩行者に開放され、吹奏楽や太鼓の演奏、模擬店の出店など、多彩なイベントが行われます。
夜桜ライトアップ
まつり期間中、日没後にはぼんぼりが点灯し、桜並木が幻想的に照らし出されます。
特に3月22日から3月30日までの間は、18時から20時まで桜のライトアップも実施され、昼間とは異なる美しい夜桜を堪能できます。
文京さくらまつり2025のアクセス情報
- 所在地:東京都文京区小石川4丁目、5丁目境
- 交通アクセス:
- 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩7分
- 都バス都02、都02乙「小日向四丁目」より徒歩1分
- 文京区コミュニティバスBーぐる(目白台・小日向ルート)「胡蝶蘭専門店らんや(播磨坂)」目の前
文京さくらまつり2025の注意事項
シートを敷いての宴会や飲食はご遠慮ください。桜を楽しんだ後は、周辺の飲食店でお食事をお楽しみいただけます。また、混雑が予想されるため、公共交通機関のご利用をおすすめします。
文京さくらまつりは、地域の歴史と文化が息づく桜の名所です。2025年の春、ぜひ足を運んで、美しい桜とともに多彩なイベントをお楽しみください。
公式HP:city.bunkyo.lg.jp